TOP>RECORDS>2004公式試合マッチリポート

1月25日 マミーズ 3−1 乙訓猛猪軍  @日本輸送機球場 ●
2月8日  乙訓猛猪軍 0−0 ウインクス @浄化センター球場 △
6月27日 乙訓猛猪軍 1−6グッドフェローズ 日本輸送機球場 ●

 

[ 2 0 0 4 年 公 式 試 合 マ ッ チ リ ポ ー ト ] 0勝2敗 (練習試合 1分け)

 

2004年6月27日 1 2 3 4 5 6

乙訓猛猪軍  

グッドフェローズ

×

 

左腕山木が公式戦初登板。奇策は通じるか?

諸般の事情により5ヶ月ぶりの試合となった猪軍、今回の対戦相手は以前サヨナラ勝ちをしたグッドフェローズ、

前回に続けといわんばかりに橋床監督は、期待の左腕山木をマウンドへ。

しかし守備の乱れと不可解な判定にいきなりの失点。1塁への悪送球がボールデッドとなり

一気に三塁への進塁となった。これには橋床監督も猛抗議を見せたが、審判の判定は覆らず

いきなりの重苦しいムードに。これには山木も集中力を欠いたか、その後もピリッとしない内容で

終わってみれば6失点と、先発の駒不足に悩む猛猪軍にとっては苦しい台所事情を見せ付ける結果となった。

しかし、自責点は3と、結果程の不安は無いと語る山木、そのスライダーは相手打者の胸元を鋭く抉り、

「昨年のウイリアムズを髣髴とさせるレベル」とはエース山村の弁。

 

あわや無安打無得点!!瀕死の猪を救ったのは!?

また、今日の猛猪軍は打線の低調振りがあらわに。気が付けば最終回までノーヒットと、相手の

快記録に手助けする始末。しかし、ノーヒットノーラン目前の6回裏、山木の一振りがそれを打ち砕いた。

「無心で振った」という山木が、左中間へ特大の一発で一矢報いた。これには視察したダイヤモンドバックス

極東地区スカウトのジミー山田氏も「ありえない。日本人のスケールを超えている」と大絶賛。

ストーブリーグがにわかに活気付いてきた。

 

怪我人続出!試合後田村広報が緊急出国!

また、心配なアクシデントがひとつ。サード山村とショート田村が激突。田村選手は失神し、背中を

強打した。山村選手も大腿骨骨折と今季絶望。登録抹消の知らせに井上終身名誉監督は、

思わずグラスを床に落とし、絶句したという。

そのほかにも小林選手も古傷の膝を温存するために代打のみの出場と、駒不足が苦しい。

田村:「あれはサードの球、申し訳ない。まだ脳が揺れています」

山村:「太ももの外側を打った。情けない。」(アイシングをしながら)。

 

今期いまだに未勝利のワイルドボアーズ。近鉄球団とORIXの合併に続き、もう1つの

合併候補に挙げられている。また、井上終身名誉会長がダイエーを訪れたことから、気の早いマスコミからは

「すわ、ダイエーと合併か!?」と騒ぎ立てた。井上氏は「子供を乗せる自転車を買いに行っただけ」と煙に巻いた。

橋床監督も「合併はありえないと思う。山木を柱に巻き返す」と息巻いた。

しかし、故障者の多さに辟易しているのは事実で「これ以上経営陣に迷惑も掛けられないのも事実」と不安な一面も覗かせた。

その後田村広報が関空から出国。躍進する中国野球へのスカウトの模様。

                                              (レポート 田村特派員)

 

 

2004年2月8日 練習試合 1 2 3 4 5 6

ウインクス    

乙訓猛猪軍

 

 

裏方の失態で無効試合に、それでも猪はあきらめない。

試合開始前、事務レベルでの不手際が発覚、無効試合となった。球団は田村広報部長を2週間の謹慎処分、

橋床監督を譴責処分とし、終身名誉監督に報告、即日受理された。

田村広報部長、橋床監督は「今後、事務体制を改め、二度とこういうことのない様にしたい」と深く反省しているという。

しかし、対戦チームのウインクスの好意で練習試合は行われた。

山木投手が実力を遺憾なく発揮、格上相手をノーヒットピッチング!!!

そこで昨年入団のサウスポー山木選手がWBUのユニフォームを着てから初のマウンドに上がった。

エース山村を凌駕する速球、スライダー、カーブでウインクス(前期、高松宮杯2部優勝)打線を完全に封じ、

練習試合ながら4回を1四球、無安打無失点とすばらしいデビューを果たした。

森捕手 「ストレートは山村より手元でグンと伸びてくる」

山木投手のストライクのカーブを左打席のバッターがのけぞるなど変化球の切れも抜群だった。

キャンプでは制球に難があると首脳陣に指摘されていたがその心配は全くないようだ。

球団創設以来一人で猪軍のために肩を酷使してきたエース山村は毎年、夏に不安を抱えている。

山木投手の加入によりその問題も解消されることは間違いない。

ベテランの域に達してきた中田、菱田、昨シーズン新人王の竹口と今日もいい動きを見せ春の大会へ早く

も気持ちを切り替えていた。

                                          (レポート 田村特派員)



2004年1月25日 1 2 3 4 5 6

乙訓猛猪軍

マミーズ

X

2004年シーズンがいよいよスタート。猪達の新たな船出。

いよいよ猪軍の2004年がスタート。開幕戦は強豪マミーズ。下馬評では圧倒的にマミーズだ。

早朝8時に勝竜寺城横のグラウンドに集まった猪軍が目にしたものは厳しい寒さとマミーズの

練習風景。完全に圧倒された猪軍はの先発は今年も健在、新妻と新居を手に入れた山村。今年はより一層の

成績が求められる。が初回いきなり3点を取られ早くも意気消沈気味のボアーズ。しかし2回以降エース山村は

尻上りに調子をあげ、緩急をつけたピッチングでマミーズ打線を翻弄。後続を抑え投手戦の様相となった。

あと一本が欲しい猪軍、マミーズは要所要所を締める抜群の野球を見せる。


両チームゼロ行進が続き緊迫したゲーム展開。4回表、今日3番に入ったヴェテラン田村の目の覚めるような

センター前ヒットで出塁すると、後続が繋いで満塁のチャンス!!しかし後が倒れて無得点、惜しい回となった。

5回には、今年も健在、核弾頭吉田の安打と脚で1点をもぎ取り、俄然ボアーズが押せ製押せの試合展開。

最終回、竹口の見事な右打ちでチャンスを作るが得点ならず開幕戦を勝利で飾ることはできなかった。

この試合で和製大砲菱田が復活。膝はまだ完治とまではいかないが待望の主砲が戻ってきた。

強豪マミーズを最後まで苦しめたボアーズの未来は明るい。

山村投手「皆は今日の試合をナイスゲームというがそれで満足してはいけない。勝たなければいけない。

今年から違う。勝ちたいんだ」。小雪が舞う寒空でエースはめずらしく吠えた。

                                               (レポート 田村特派員)